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2009年11月

2009年11月16日 (月)

柔らか小春日和

柔らか小春日和
柔らか小春日和
純白の花。
小さくひっそり。
松風庵のお茶の花は控えめに咲く。
紅葉が色づく頃にひっそりと。
傍らには山茶花が鮮やかに咲き誇る。
山茶花と同類ながら、
その控えめさは、
茶道の「わび」「さび」を感じさせる。

カメラを向けると、
「あ、見つかった!」
と、そんな感じだ。
新芽を摘んで飲んだことはない。
というか、1杯分くらいしか採れない。
でも、
「どうぞ、飲んでください」
とでも言うかの様に、その姿はホッとさせてくれる。

かつて大陸より最澄が持ち帰り、栄西が広めた。
小さな身体に秘めた想い。
その奥床しさゆえに先人達は茶に心惹かれたのだろうか?

小春日和。
松風庵。
小さな癒しが天神山を包む。

茶の花言葉:癒し

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2009年11月 4日 (水)

夢のかたち

「大津でジャズフェスやるねん!」
その言葉を聞いたのが今年の5月3日の高槻ジャズストリートに出演したときだった。
ステージの用意をしていたら、懐かしく聞き慣れた声が。
松崎悦子さん。通称えっちゃん。
滋賀は瀬田にあったジャズライブハウス「ルーラン月」の店主。
私がジャズを始めた時から、いやその前からお話させて頂いていた。

「いつか大津でジャズフェスするねん」
私がその言葉を聞いてから十数年、
だから彼女が思い続けてからだともっと長い年月が流れたのだろう。
それが今年、「かたち」になった。
フィナーレ、琵琶湖ホールで演奏された方々は、滋賀のジャズセッションに参加したときに見かけた方々。
滋賀の地では、ジャズのライブハウスは生まれては消える。
その中で、その想いを持ち続けた方々の代表として、のフィナーレ。

私は瀬田にあった「ねこ」でジャズを初め、その後、大阪や京都で活動していた。
滋賀ではあまり演奏してないにも関わらず、懐かしい方々に声をかけて頂いた。
お手伝いなど100分の1も1000分の1もしていないのに。
嬉しかった。
恥ずかしながら、この時初めてわかった気がする。
ジャズの世界に、上手下手はあれ、プロもアマチュアも「想い」は同じなんだと。
つまり、
みんなセッションで間違いながら失敗しながら、「遊び」の中で成長していく。
私含め、未熟なプレイヤーは上手い人から見れば、かつての自分自身。

「失敗を繰り返せば良い、続ければ、続けることが上手くなる道」
それがジャズの遊び。
これはクラシックにはない。
素敵な魅力。

今回のジャズフェスでは混乱があったと聞く。
演奏出来なかった方には大変申し訳ない。
だか、何もないところから、生まれたばかり。
温かくみてはもらえないだろうか?
かつては、日本屈指のジャズフェスティバルであった、
「びわ湖バレイオールナイトジャズ」さえ無くなった土地なのだ。
それが、かたちになったのだ。
育ててはもらえないだろうか、そんな気持ちになった。

それと、もうひとつ。
「ねこ」でジャズに触れ、程なく私は師を亡くした。
だから浜田さんには申し訳ないが、「ねこ」には行けなかった。
瀬田から堅田に移転しても、どうしても「ねこ」には行けなかった。
10年経っても、どうしても。
でも、
これを機に自分も変わらねば。
少し変えてみよう。
変わってみよう。

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