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2008年5月

2008年5月31日 (土)

夢のカタチ

「勉強がしたい」
少女は白い歯を見せてそう微笑んだ。
世界には5万を越すストリートチルドレンがいる。
生きるために選択肢はない。
仕事の無い所で彼女らに出来ることは物乞いをすることだけ。
楽しみは、遊びは、わからない。
口ずさめる歌は戦争の歌。

夢は何?
「夢?」
「勉強がしたい」
「お腹いっぱい食べたい」
「病気のお父さんを病院に連れて行きたい」

・・・

僕らの身の回りの、ごくありふれた当たり前と思う日常は、彼女にとっては夢の世界。
常に夢の中に居る僕らは、それに気付かずにいる。

当たり前の夢の世界からさらなる夢を追い掛けることと、「夢の世界」だからこそ消えて無くなることもまた両刃の剣。

消えて無くならない様に

消えて無くならない様に・・・

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2008年5月30日 (金)

蛍の一つ二つ舞う

空一面、雨雲が埋め尽くす。
時折雲間を縫って覗く星が一つ二つ。
立ち込める雨の香。
雑踏を離れ、五感が戻る。
坂本の大宮川は水量を増し音を荒げる。
そこには小さな源風景が残る。
その中に身を投じれば、疲れも悩みも、喜びも悲しみも、未来も過去も、全てはどうでも良い。
ただひたすら同じことが繰り返される。
毎日、何千何万もの命が生まれ、同じ数だけ消える。これは何も特別なことではない。
自分もその中の一つに過ぎない。
この源風景の中、昨年と同じく、蛍の一つ二つ、宙を舞う。

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2008年5月12日 (月)

キジバトさんのメッセージ

裏庭。
ひだまり。
キジバトが2羽、仲良くひなたぼっこ。
無防備なその姿は微笑ましい。
いつも2羽でウロウロ。
庭に撒いてあるパンを食べに来る時も、木に止まってクークー鳴く時も。
他の鳥に比べて、少し鈍臭い。
それがまた良い。
僕らのことを覚えてるのか、近くに寄っても、見つめ返してくるだけ。
「あんた、捕まるで」

温厚な彼等は仲間を傷付けない。
彼等だけでなく野に生きるものは、傷付けるのにはルールがある。
人間より「下等」とされる彼等には暗黙のモラルが。
「高等」なはずの我々は一体・・・・

自然からのメッセージはいつも無言。
キジバトの微笑ましい姿もまた、メッセージなのかも知れない。

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2008年5月 6日 (火)

山の朝を告げる精霊

4時。
GWの中日に少し早起き。
目覚めた布団の中で、家の外から何やら声が聞こえる。
フクロウ。
新聞をとりに外に出てみる。
ゆっくりしたテンポで
「クゥクゥクゥ」
天神山にこだまする。

40分、今日一日の始まりを告げた後、比叡山に帰る。
その後、天神山は一斉に小鳥達の鳴き声に包まれる。

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