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2007年10月10日 (水)

小さな思い草

花言葉は「物思い、ひたむき」
この花の名前はナンバンギセル。
松風庵の庭にあるススキの根元を掻き分けて見る。
赤紫の花が申し訳なさそうにうつむき加減で咲いている。
10cmほどのこの草は葉緑体をもたないため自活できないらしい。だからススキや茗荷(みょうが)などを頼りに命を預けている。

万葉集に
「道の辺の 尾花がもとの 思い草 今さらになど ものか思はむ」
と歌われているのがある。  
  「尾花」:「ススキ」、「思い草」:「ナンバンギセル」

「道ばたに生えるススキだけを頼って生きているナンバンギセルのように、私はあなた一人を頼りに生きているのですから、今さら、何一つ考えることはありません。」

ナンバンギセルの咲く姿を見て、この歌を読むと、「なんと健気な花」と感じてしまう。

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